エンゼルフィッシュの飼い方・育て方

熱帯魚・ベタ
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とても飼いやすく人に慣れるところと上下に伸びる長いヒレと優雅に泳ぐ姿に一度は飼ってみたくなる魚です。

その美しい姿から熱帯魚の女王と呼ばれています。

飼い方・育て方

飼育は難しそうに見えますが、とても簡単な種類で熱帯魚を飼育するための器具があれば誰でも飼育できます。

ただ上下にヒレが長く伸び体格があるので最低でも幅45cm、高さ30cm以上はある水槽を選んでください。

出典:photoAC

全長15cm前後

寿命5年~8年

飼育:容易

水温:24~30度くらいまでは適応範囲

繁殖:健康な雄雌ペアがいれば容易

病気:なりにくく丈夫「治療法についてはサイト内の各病気の記事参照」

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種類について

よくみかけるゼブラ柄のノーマルなものからマーブル模様、オレンジ色、ブラック一色

ウロコに光沢があるダイアモンド、白銀のプラチナタイプ、目の赤いアルビノまで

たくさんの種類のカラー・タイプがあります。

飼育難易度はほぼ変わらず丈夫ですが、ダイアモンドだけ他より少し難しめです。

餌について

選り好みせず熱帯魚の餌であれば何でも食べてくれます。

フレーク状の餌は飼育水が汚れにくく、水面に浮かぶ時間も長いのでオススメです。

大食感なので、2~3分で食べきれる量を与えてください。

幼魚のうちは1日2~3回、回数多めにあげると良いですが、若魚~成魚になると1日2回程度で大丈夫です。

混泳について

エンゼル同士やディスカス、グラミーなど多くの熱帯魚と同じ水槽で暮らせますが、口に入りそうなサイズの熱帯魚「ネオンテトラやアカヒレなど」、ベタやグッピーなど尾ひれが長くカラフルな熱帯魚は餌と勘違いされてヒレをかじられやすいので混泳させない方がいいです。

同じテトラでもカージナルテトラの成魚、ラミーノーズテトラなど大きさのある熱帯魚、エンゼルが幼魚の時からずっと同じ水槽で混泳させていたのなら混泳可能です。

繁殖について

生後1年を過ぎた頃から繁殖可能となり、健康に育ったオス、メスがいれば多くの場合が自然にペアになります。

お互い突いたり喧嘩したりしていても、いつも一緒に泳いでいたり、追いかけまわしたりしていなければペアと思って問題ありません。

ペアになった2匹が水草の葉の表面を観察するようにジロジロ見たり、フィルターのパイプ部分や産卵ドームを突いて掃除したり、上下に泳いで観察していれば産卵が近い証拠です。

薄い黄色で楕円型の小さい粒が大量に確認出来たら、それはエンゼルフィッシュの卵です。

胸ヒレで新鮮な水流を送ったり、白くカビの生えた卵を食べたりと付きっきりで世話をします。

卵の世話をしている時は水槽内にペアだけを残して、他の熱帯魚は別の水槽に隔離してあげてください。ストレスで卵を全て食べてしまうことがあるので水換えも行わない様に。

ベビーの育成について

産卵から10日~2週間ほどもすれば、ヨークサックという栄養袋をつけた小さな魚の形をした幼魚が生まれます。遊泳能力がほぼないのでフィルターの排水溝をスポンジフィルターにして吸い込まれないようにしてください。

エンゼルフィッシュは子育てをペアでするので、卵から孵化した幼魚も基本そのまま世話させても大丈夫ですが、驚かせた場合は誤って食べてしまうので、安全に育てたい場合は親と別の水槽に移してあげると良いです。

幼魚は生まれて3日も過ぎれば自分で餌を食べなければならないので、親と同じ餌ではなくベビー専用の餌を与えてください。

1か月もすれば親と同じ形になり丈夫さも増します。

それまでの間は弱く☆にしてしまいやすいので、飼育水槽はスポンジフィルターなどの酸素溶存率が高く濾過能力があり、吸い込まれる心配のないもので飼育してください。

エンゼルフィッシュは人に慣れやすく、丈夫で長生きする愛嬌のある熱帯魚です。

魅力いっぱいの魚なので、ぜひ飼育して、その魅力に癒されちゃってくださいね(^^♪

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