ブラックウォーターのメリット・デメリット

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熱帯魚「淡水魚」が多く生息する川の環境で木の茂った湿地や沼地を通った流れが遅い河川のことです。

有名なものにコロンビアのネグロ川があり、多くの枯れ葉や流木などが川底に積もって、タンニンがしみ出しているので透明な黒〜茶色に着色され、弱酸性に傾いています。

主にアマゾン川水系に多く、豊富な栄養と餌により食物連鎖のバランスが良く、数多くの熱帯魚が安定して生息する水質となっています。

弱酸性の軟水を好む魚には飼育の難しいものが多く、それらの飼育には必須と思うほど効果的な成分なので、アルタムエンゼルやディスカスの飼育をするなら使用することを強くオススメします。

ボトル飼育や小型水槽で飼える近年人気のベタも弱酸性の軟水を好むため、ベタ飼育にも最適です!

飼いやすいベタですが、白点病やウーディウム病「コショウ病」、尾腐れ病などの病気にはかかりやすい為、日頃の病気予防対策としてもオススメです。

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メリット

水の硬度を上げるナトリウム、カルシウム、カリウムが非常に少ないので、水の硬度が低く軟水化しており、タンニンの効果から水を弱酸性にしPHを6.0前後に安定させている。

その為、魚のエラや体表へのダメージが少ない。

ブラックウォーターには殺菌作用があり、病原菌やウイルスにかかりにくいです。

病気にかかりやすい魚や特に魚同時のケンカによるスリ傷やケガの起こる環境には、2次感染を減らせるし、ケガの治りが早くなるので、とても役立ちます。

飼育の難しい魚に入るアルタムエンゼル、ディスカス、アロワナなどの生息地は、このブラックウォーターなので、飼育難易度を緩和させ、飼いやすくなる。

さらにディスカスのペアがいれば産卵成功率を飛躍させ、繁殖しやすくなる。

デメリット

軟水なので、逆に硬水を好む魚、中性、アルカリ性の水質を好む魚「シクリッドなど」には向いていない。

エビ「シュリンプ全般」、コケ取り貝は脱皮や貝形成に多くのカルシウム・ミネラルを必要とするので、飼育しにくくなる。

水が薄く茶色になるので、無色透明の見栄えを気にする人には向かないw

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