海水魚の酸欠に注意!起こった場合に回復させる方法

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海水魚は酸欠に弱い種類が多く、与えたダメージが大きいと淡水魚に比べて☆になる確率がとても高いです。
水槽底で横たわって動かなくなってしまった場合、ほぼ確実に助けることが困難になるので、そうなるまでに異変に気付き初期段階で対処しなくてはなりません。
しかし病気が重症化した時と違い、酸欠で横たわっている場合は、呼吸さえしていれば助かる可能性は十分にあるので、諦めずに記事内で紹介していることを試してみてください。

Kyo
Kyo

ただし生き物なので100%回復を保証する方法ではありません。魚病薬は全く使用しませんが、実施する場合は自己責任でお願いします。

ちなみに私は以下紹介している方法で6匹中5匹を救出し、救出後2年以上元気に生存させています。

救出魚類
・スミレヤッコ4.5cmと6cm
・ハシナガチョウ×2
・ゴールデンバタフライ

落とした1匹はスミレヤッコでサイズが4cm未満と小さかった為、回復する体力が残っていなかったのだと思います。
なので、あまりに小さい個体だと助かる可能性は低くなるかもしれません。

助かるかどうかの判断目安

酸欠で横たわっている時でも激しくエラを動かして呼吸している、目をきょろきょろと頻繁に動かせている、胸ヒレや尾ひれを時折動かすなどの動作が見られたなら助かる可能性は十分にあります。

しかしどの場合でも呼吸さえしていれば助かる可能性はあるので、以下の方法を試してみてください。

海水魚の酸欠時の対処法

水中は陸上に比べ酸素量が1/30しかなく、しかも海水は淡水に比べ溶け込める酸素量がさらに少ないので、エアーストーンなどで酸素を吹かすだけでは、たいして効果は無いように思います。

なのでエアーストーン単体よりも軽く水流を作り、海水魚の開いた口からエラに水を通してあげることが必要です。
マグロなどの回遊魚も常に泳がないと酸欠で落ちるので、水流を常に口からエラに通すことで呼吸をしています。

水槽サイズに適合しない強すぎる水流は弱った海水魚の体力をさらに削ってしまうので、水流ポンプは水槽サイズの合ったものを選んでください。
当たり前ですが酸欠になった状態から急いで注文しても手遅れになるだけだし、急いで買いに走っても間に合わないので、普段から常備しておくことを強くオススメします。

値はかなり高額になりますが、ファインバブルもオススメです。

すでに一通り書きましたが、海水魚が酸欠の時に真っ先に行うのは水槽内に水流を作ってあげることです!
水流の作り方のポイントとしては、水槽全体に水の流れが出来ることと軽く海水魚に水流が当たること。
もちろん海水魚が流される様な強すぎる水流は逆効果なので、背ヒレや胸ヒレ、尻ヒレなど海水魚の全体像を要観察し少しなびいているかなくらいの水流を常に届けてあげるとちょうど良いと思います。

酸欠を起こさないための予防法

外部式フィルターなどシャワーパイプを吸盤で張り付けている場合は、パイプが水中に落下しない様に十分注意してください。
毎日吸盤を押して吸着力を強めたり、張りつけ直すなど落下予防を行うのがおすすめです。

次に水温が25度以上とやや高い場合は溶存酸素が減りやすく増えにくいので、エアーポンプや水流ポンプで水面付近に水流を送るなどして溶存酸素を常に供給すると良いです。

ここまでは酸欠の弱い海水魚、酸欠時の対処法、予防法を紹介してきましたが、逆に酸欠にとても強いのはクマノミの仲間です。
酸欠と高水温、水の汚れに非常に耐性があり、この3つに関しては強健であるスズメダイの仲間より勝るくらいです。

病気感染に関してはスズメダイより弱いので、45cm以上の水槽が用意出来るのであれば、クマノミの飼育が最も簡単だと管理者は思います。

以上、途中あまり関係のない話に走りましたが、最後にこれまでの方法で1時間経過しても全く改善の見込みがない場合は、飼育者が水中に手を入れて海水魚の口付近に向かって軽くあおぐ様に水を送るor大きめのスポイトで直接口の中に水流を送ってやるなどの方法をとるのも良いと思います。

スズメダイや小型ヤッコなどでは蓄積ダメージが長くなればなるほど助かる見込みが薄くなっていくので、どうすればよいか分からない場合は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。

あなたの飼育魚がこれからも1分、1秒でも長く健康でいられるように願い、この記事の最後にしたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

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