pHショックを起こした魚を蘇生させる方法

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観賞魚を☆にする原因は様々ですが、その原因のトップ3に水質ショックが入っています。
水合わせや水換え、水槽のリセット、メンテナンスなど、水同士が合わさる場面なら全てに起こる可能性があります。
水質ショックを起こした魚は臓器損傷や神経損傷、最悪の場合は呼吸困難を起こし数分~数日の間に☆になることがほとんどです。
病気が原因でないため、魚病薬による治療は意味がありません。

たいていの飼育者さんは、為す術なく見守るしかないのですが、飼育者側が出来る応急処置はあります。この記事では、その方法について主に記載しています。

なぜ水質ショックは起こるのかについて

水質ショックを起こす主な原因はpHと水温が違うことで起こります。
水合わせを例にしてみると、水槽の水と魚が入った袋の中の水を合わせる時にpHと水温に数値差があるほど魚に大きな負担がかかり水質ショックを起こします。

たいてい魚を入れた袋の中の水は時間が経つにつれ魚が吐く二酸化炭素や排泄物で汚れ、これらの影響でpHが低下し袋の中の水は酸性に傾いています。
一般的に魚類は穏やかに下がるpHの変化には、ある程度耐えられるのですが、急激なpHの上昇には耐性が無く、とても弱いです。

このことにより水質ショックは起こるので、魚を引っ越しさせる時は、きちんと水合わせを行い水質と水温を合わせてから移すようにしてください。

水質ショックを起こした魚に対する応急処置について

もし水合わせ後に狂ったような泳ぎ方、全く泳がない、呼吸が苦しそうなどの明らかな異常症状がみられpHショックが起きてしまったら元いた飼育水に戻すか、バケツに塩素除去+パーフェクトウォーターをよく溶かしきった新水を入れてエアーレーションを強くするぐらいしか有効打はありません。

人間の救急救命と同じで時間が経つにつれて生存率は下降するので水質ショックを起こしたら、すぐに上記の様な行動をしてください。

Kyo
Kyo

新しい環境に移った魚は正常な反応でも、激しく泳ぎ回ったり、じっと動かない、呼吸が早くなるなどの行動を起こすことがあるので、それを水質ショックを起こしたと判断しない様にしてください。判断基準は明らかに行動がおかしい場合です。狂ったように泳いだ後に水槽底で横たわる、水面に体表側面が浮かぶ、水の流れに負けて流されるなどは水質ショックを受けた可能性が高い為、そういう場合は上記の応急処置をとってください。

すでに水質ショックを起こしているので、ていねいに水合わせしている時間は無いよ。さらに負担をかけるだけなので、生存率を最優先して救命処置を開始してね。

魚の呼吸が止まった場合の応急処置

ショック症状から魚の呼吸が止まった場合、楽観視していると窒息から数分で命を落とすので、エラが動かなくなった、ヒレさえ動かさず完全に魚の動きが止まった場合は、飼育者がすぐに呼吸再開させなければなりません。

魚を呼吸させるためには、飼育者が下顎を持ち口を開けさせて水流がエラを通るようにします。5cm以下の小型魚であればスポイトで水流を送ったり、水中で片手であおいで水流を当てたりするなどが効果的です。
10cm以上の中型・大型魚であれば吹き飛ばない様に調節した水流を口の中に通したり、濾過フィルターから出る注水を口の中に通すなどがオススメです。

魚種や大きさによって水流の強さを変えなければならないので、そこは飼育者側で調整しましょう。

Kyo
Kyo

特にアロワナや古代魚など体格があり大口が開く個体には水流ポンプや濾過フィルターの注水口からの流水を私は流していました。

ショックを受けた場合、呼吸停止だけでなく心臓が止まることもあります。
流水を通しても変化が無い場合、心停止しているかもしれません。
その場合は指で心臓がある位置をトントンと軽く叩いてあげると復活する場合があるので、しないで助からないより、ダメで元々やってみてください。
重度の病気感染や生きるので精一杯という様な衰弱魚で無い健康体であったならば復活する可能性があります。

Kyo
Kyo

心臓の位置は、おおよそで大丈夫です。あらかじめネット検索で魚類の心臓の位置を把握しておくと救急救命の時に焦らずに済みます。

運良く呼吸や心臓の拍動が再開し復活しても回復は非常に遅く、1週間~10日ぐらいは衰弱したままで元通りの元気な状態ではないので、普段通りの生活には、まだ戻さないでください。

2週間ほどすれば、どの魚類も水質ショックを起こす前の元通り元気な姿に戻ることが多いですが、それまでの間は気を緩めない様にして、日々状態観察し、何か異常が起これば、すぐに対応出来るように準備しておいてください。

Kyo
Kyo

上記の場合で☆になる時は数時間~遅くても3日ほどなので、3日を過ぎて生き延びているのであれば、元通り元気に戻る可能性が高いです。ただ、元気に戻るまでの2週間は非常に不安定な状態なので、大量の水換えや他魚と泳がす、強い水流の中で泳がすなどは絶対にやめましょう。

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水質ショックを起こさないための工夫、管理について

飼育している魚にショックを起こさないためには、水換えの際に水槽内のpHを測っておくことです。

測定した数値と同じ値になるように注水側のpHを調整します。
地域によって違いはありますが、だいたい水道水のpHは7.0前後の中性であることが多いです。
水槽内の水が酸性に傾き過ぎている場合は、一気に注水するとpH変動が起きpHショックを起こすため、エアーチューブなどを使って少しずつ時間をかけて足し水してあげてください。

Kyo
Kyo

時間をかけて注水する時は水温低下に注意してください。水槽内はヒーターがあるので水温は一定ですが、注水側は季節にもよりますが、水温が上がったり、下がったり変化しやすい為、大きな温度変化を起こさない様にしてあげてください。

あまりにも飼育水のpHが低い場合は、注水側のpHを飼育水寄りに合わせてあげることも大事です。

pHを上げたり下げたり調整できる添加剤も市販されているので、それらを使って下げても良いし、ブラックウォーターを使ってもいいです。

kyoは小学生の時から熱帯魚を飼育し始めましたが、南米の淡水魚を飼育する時は、今でもずっとブラックウォーターを愛用しています。

家の水道水を瞬時にpH6.5の弱酸性にしてくれるので、とても楽です。
最初からこれを使っていれば、水換えの度に追加すれば良いだけなので、水質の変動も起こりにくいです。
シクリッドなど弱アルカリ性を好む淡水魚には使用できませんが、ほとんどの熱帯魚が好む環境をすぐに作ることが出来るので、ぜひ使ってみてください。

おまけ

上記以外の方法で、しかも簡単に手に入るものでpHを下げる方法もあります。
それは炭酸水が入っていた空のペットボトルを使うことです。
炭酸水に入っている二酸化炭素はpHを下げる効果があるので、空のペットボトルに注水する水を入れてシェイクすることで簡単にpHは下がります。

炭酸水をそのまま入れても良いのでは?は考える方もいると思いますが飲料水の水は基本硬水なので、そのまま入れるのは控えた方が良いと思います。

すぐにpHを下げるならpH降下剤を使うか上記の様な方法が簡単にpHを下げられるので、長期水換えをしていない古い水に注水する時は、pHショックを起こさない様に、これらの方法で調整してあげてください(^^♪

なお今回挙げた方法は一例なので、他にも生体に安全で効果的な方法があれば、何でもOKなので、自分に合った方法で調整してあげてくださいね。

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