前回のロト三部作に引き続き、今回は天空シリーズである4、5、6の地名の由来について紹介します。
ドラクエ4
バトランド … 英語の「戦闘」(battle)と「国」(land)を組み合わせた造語
物語の一番最初に出てくる地名であり、戦士ライアンが活躍した地区
サントハイム … フランス語の「聖」セイント(Saint)とドイツ語で「家庭」や「故郷」を表すハイム(heim)を組み合わせた造語
エンドール … 日本の通貨「円」とアメリカの通貨「ドル」を組み合わせた造語
デスパレス… これはそのまま英語で「死の宮殿(death palace)」
ドラクエ4はドラクエシリーズの中で初めて各キャラクターそれぞれを主役にした物語があり、各キャラを操作しながら物語を進めていくのが印象的な作品でした。「ドラクエ11は除く」
後のドラクエ5、ドラクエ6は、この4のライアン操作時にホイミスライムが仲間になるところから、敵である魔物が仲間になって旅をするのも面白いと思い、モンスターが仲間になるシステムを採用したそうです。
ドラクエ5
サンタローズ:米国カリフォルニア州北部の都市「サンタローズ」から
エビルマウンテン:そのまんま「邪悪な城」
ドラクエ5はドラクエシリーズの中で初の映画化がされた作品であり、ドラクエをプレイしたことが無い人でも5だけは知っているといった知名度が最も高いのではないかと思える作品です。
初めてモンスターが仲間になるシステム、プレイヤーを悩ませた結婚相手選び、序盤は主人公の父、中盤は夫婦、終盤は子供たちと3世代で魔王を倒す冒険が楽しめるなど、思い入れの強い作品でした。
主人公の父の仇であるゲマの存在が強すぎて、ドラクエ史上最もラスボスの印象が残らない作品でもありましたw
ドラクエ6
ライフコッド:調べてみたが由来の詳細不明 コッドはケープコッドなどがあるが、コッドは「魚のタラ」という意味なので、組み合わせても「命のタラ」になり意味不明。
サンマリーノ:サンマリノ共和国が由来
サンマリノ共和国など、実在する地名をモデルとした国が登場しており、作中の位置も現実の位置と一致する地区が多く、実際の世界地図を基に地図がデザインされており、特にヨーロッパの地形を参考としている様です。
ドラクエ7
エスタード島:アルゼンチンにあるフエゴ島の東にあるエスタードス島から
クリスタルパレス:1851年ロンドンのハイド・パークを会場に開催された万国博覧会の展示館クリスタル・パレスからと思われる。
ゲームカセットではなく初のゲームディスク作品。
石板で異世界にワープするという、これまでのドラクエシリーズとは、また一味違った作品でした。
リメイク版では修正されていますが、発売当初のオリジナル版では石板を取り逃したらストーリーを進行できなくなるといった取り返しがつかなくなる要素があり、肩を落としたプレイヤーも多かった様です。
以上、ドラクエシリーズにおける地名の由来、元ネタについての記事でした。