グレインフリーやヒューマングレードは良い商品?検証結果と本当に良いドッグフード厳選3つを紹介

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記事は項目ごとに分けて記載しています。

ざっくり分けると

・グレイン「穀物」、添加物、○○ミールなど安全性を詳しく解説「4Dミールも解説」
・モグワン、うまか、やわか、ブッチ等がオススメされる理由と文句が出ない訳
・本当にオススメできるドッグフード3選

どれも、かなり長文になっているので全て読むのが面倒な方は、目次から知りたい情報だけ選んで読んでください。

※冒頭で言っておきますが、この記事はグレインフリーやヒューマングレードの商品や製造会社のことを批判しているものでは決してありません!!
ペット安全法に基づいて国内で販売している市販のドッグフードはグレインや添加物が配合されたものでも安全だということを伝えるために書いています。

では、順に記載していきます。

グレイン、添加物配合は本当に危険かどうかの検証・証明

近年グレインフリー、ヒューマングレード、オーガニック、無添加でないものが厳しくみられ危険だと言われていますが、結論から言うと何の根拠もありません!
ヒューマングレードなんて実は定義が無いし、オーガニックは品質や安全を保障したものではないし、グレインや添加物はペット安全法「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」の定義より厳しく基準が定められているので、これら全て実は全く問題がないものなんです。

その根拠を獣医学、動物栄養学の観点から詳しく掘り下げて項目ごとに解説してみました。

グレインフリーについて

まず、グレインとは穀物のことであり、麦や玄米、トウモロコシなどを指します。
なのでグレインフリーとは、これら穀物類を使用していないことを言います。
インターネットで検索をかければ、グレイン「穀物」は犬にとって消化吸収しにくいから良くない、アレルギーを引き起こしやすいといった情報があふれていますが、これは間違いです!
確かに犬の祖先は自然下で生きていたので穀物を食べていなかったと考えられています。なので本来食べていなかったものを消化できないという理屈は分かります。
しかしそれは、穀物類に含まれる炭水化物が、そのままの状態では消化できないからであって、ドッグフードに使用されている穀物類は加熱調理と粉末状に粉砕していることによって炭水化物の消化性が高められているので、消化・吸収について問題ないと言われています。
さらに穀物の中には、とても良い効果を与えるものもあります。
例えば玄米や大麦は低アレルゲンであり犬の消化器官をサポート、腸内環境を整える働きがあるので、便秘や軟便をしている子には助けになります。

なので、無理にグレインフリーにこだわる必要は無いと思います。

※消化・吸収に問題はありませんが、穀物は歯に歯垢が付きやすくなるので、歯石に変化する前に食後の歯磨きは習慣でしてあげるようにしてください。

ヒューマングレードについて

簡単に言うと「人間が食べることができる品質レベルのもの」であり、プレミアムフードによく使われていることが多い言葉です。
実はこのヒューマングレードとは日本においてのみ使用されている言葉で海外では使用されていないどころか表記も推奨もされていません。

なぜならば海外では見たり聞いた言葉はストレートに受け取るので、言葉に語弊が合った場合は即苦情、裁判問題に発展してしまうからです。

そして日本でもヒューマングレードと言う法律による明確な定義は無いので、法的根拠はありません。決められた基準もありません。
なのでヒューマングレード=高品質にはなりませんので、誤解の無いようにしてください。
ただ人が食べられる品質の食材を使用しているとのことなので、食材にこだわりがある場合は与えてあげると良いかもしれません。

オーガニックについて

オーガニックと書かれたドッグフードのほうが、自然的で体に良いものに思えますが、必ずしも他のドッグフードよりも優れているわけではありません。これは製品の作り方や原材料に対する説明であって、品質や安全性の高さを保証しているものではありません。
素材にこだわりたいときなどの参考指標の1つにとどめておくぐらいで良いと思います。

添加物「着色料、酸化防止剤」について

法律のもと販売されているドッグフードに使用されている添加物は、⽝に危険を及ぼすものでは全くもってありません。
酸化防止剤や保存料などの添加物は、ドッグフードを常温でも保存出来るように規定量を守り品質保持のために使用されています。
むしろこれらが無配合であるということは傷みやすく、すぐ酸化するために犬にとって危険だと思われます。
酸化防止剤を使用したドッグフードでも開封後1か月以内で使い切ることを目安としているので、無配合のものは日持ちが難しいことが分かります。
その他の添加物や着色料に関してもペット安全法によって定められた基準を順守しており、認可されて販売されているドッグフードは安全であることが科学的に確認されています。

○○ミールについて

よく危険と指摘されている○○ミール、家禽類などが含まれているドッグフードは質の悪い素材「例:4Dミート」が使用されていると言われますが、全てがそうではありません。 むしろコラーゲンやミネラルなどが豊富に含まれているので、獣医師たちからはペットフードにおいて非常に優秀な素材だと言われています。

肉副産物、4Dミートについて

DEAD「亡くなった」
DISEASED「病気だった」
DYING「亡くなる前だった」
DISABLED「ケガや障害があった」

これら4つの頭文字Dを取って4Dミートと呼ばれています。
混入の真偽は不明ですが、食の安全性や健康について厳しい基準が定められている日本においてペットフードについても厳しい安全基準が定められているため、病原菌に汚染されたり異常のあった動物の肉や骨を原料に使っていることはまず無いでしょうし、万が一使ったとしても製造過程の段階で何度も加熱処理・殺菌されるため、フードに加工された時には検出されていません。

詳しくは農林水産省HPの「ペットフードの適正製造マニュアル」を参照してみてください。
また、農林水産消費安全センター(FAMIC)による立入検査が定期的に行われ、検査結果がweb上でも公表されているため、安全性については保障されていると言えるでしょう。

この項目に関しては安全性の真偽というよりも飼い主さんの気持ちの問題が大きいかなと思います。
安全は保障されていても原材料で使われている可能性があったとしたら抵抗感が生まれる人はいると思うので。
なので、気になる方は○○ミール、○○エキスができるだけ含まれていないものを選ぶか、メーカーさんに直接問い合わせて聞いてみることをオススメします。

ビートパルプについて

ビートパルプは便秘になる原因とよく言われている様ですが安全な原材料です。
確かに多量に摂取すると便が太く肥大化するので便秘になることはありますが、冒頭で話した様に日本の定められた規定は厳しく、犬の体内に害になるほどの量をドッグフードに含まれるなんてことはありません。このような情報が流れているのも穀物と同じくビートパルプという成分名だけで製造過程や成分量の安全な基準も知らず、犬にとって良くないという間違ったイメージを定着させたことが原因です。
市販されているドッグフードはどれも法律で認可されて販売されているものなので、犬にとって安全に与えられるものなので、ご心配なく。

高品質ドッグフードが強くオススメされる理由と文句が出ない訳

モグワンやカナガン、ブッチなど非常に有名なものから、近年では、うまか、やわか、このこのごはんなど数多くのドッグフードが強くオススメされています。

ドッグフードランキング、ドッグフード オススメなど検索をかければ、だいたい上記のものがヒットします。

そしておかしなことにオススメする記事にはメリットは書けどデメリットは見かけません。
詳しく調べてみると、強くオススメされる理由と文句が出ない訳もしっかり判明しました。
そのことに関しては「ドッグフード アフィリエイト」「ドッグフード 報酬」と検索をかけてみてください。

※冒頭でもお伝えしていますが、ドッグフード自体を批判しているのではありません。
過剰なステマ「ステルス・マーケティング」を行っている場合、景品表示法に抵触する可能性が高いことと、どんな優良ドッグフードでも全犬種に必ず合うわけではないので、注意が必要だという話です。

30名の獣医師にリアルに聞いたオススメのドッグフード3選

結論から書くと、ヒルズ、ロイヤルカナン、カナガンの3つがオススメできるドッグフードでした。ロイヤルカナンは動物病院でも取り扱っているので、知っている方も多いのではないでしょうか。
これらの商品はamazonや楽天など通販で簡単に購入でき、どれも評価が高かったです。

出典:amazon
出典:amazon
出典:amazon

特にヒルズとロイヤルカナンは50年以上前から販売開始し世界90か国において販売実績がある老舗のペットフード製造会社であり、大学、獣医師、ブリーダーが協働して開発研究している専門フードなのでオススメできます。

出典:amazon
出典:amazon
出典:amazon

※それぞれ後述し紹介しているドッグフードは、内容量が多くなるほどお得に購入できますが、与えてみないと愛犬に合うかどうかは分からないので、まずはお試し用として1㎏や3㎏入りのものから与えて、愛犬に合っていることを確認してから6㎏や12㎏など大容量のものを購入するようにしてください。

Kyo
Kyo

私は1つの指標としてamazonさんの購入者レビューを参考にしています。
本当に良い商品は評価数が多くても評価レビューがキレイな逆三角形になっています。
このような商品を購入するのがオススメです。

ヒルズ・シリーズがオススメできる理由

米国の獣医師が推奨するNo.1ブランド「CM Research社調べ」
220人以上の獣医師、栄養学博士、食品科学の専門家たちが携わり、ペットの健康ニーズのために日夜研究開発を行っているペットフード製造会社です。

原材料の調達は厳しい品質基準を満たしているサプライヤーとしか取引せず、各原材料の安全性の検査、品質監査、原材料の生産プロセスの確認、出荷前に再度安全検査をするといった品質と安全性の保障を徹底しています。
引用:ヒルズ公式サイト「品質と安全性より」

ヒルズの研究開発と製造過程

ヒルズには獣医師や栄養学者、食品科学者など220人以上が在籍し、ペットがより健康で長生きできるよう、日々、世界各地で新製品の開発や既存製品の改良に取り組んでいます。ヒルズの専門家たちは毎年50以上もの論文や教科書などを執筆し、獣医学において最先端の研究を行う大学で教鞭をとっています。そして、最新の知識や専門的技術をヒルズ製品に注いでいるのです。

引用:ヒルズ公式HP「ヒルズの研究開発とリノベーションより」
ブランドとしてサイエンスダイエット、ダイエット・プロ、プリスクリプション・ダイエット「特別療法食」があり、愛犬のライフステージに合わせて選んであげてください。

詳しくはヒルズ公式HP参照

特別療法食は原則獣医師の診察を受けて、必要と判断された時に与えるようにしてください。検討されている方は、お近くのかかりつけ獣医さんに相談してみましょう。
1~6歳の成犬にはアダルト、7歳以上からはシニア用のフードに切り替えて与えると良いです。


今与えているフードをヒルズに切り替える場合は全部を替えるのではなく、今与えているフードにヒルズのフードを少しずつ混ぜて1週間ほど時間をかけて徐々に慣らしていくようにして切り替えてくださいね(^^♪

ロイヤルカナンがオススメできる理由

犬や猫の品種ごとに違う顎の形や食べ方などに合わせてフード1粒の形状を考案・設計。さらに、匂いや味、口当たりの良さ、咀嚼によるブラッシング効果、満腹感を与えるための密度、栄養素を取り込むための消化など、品種ごとのニーズに合わせ、嗜好性と消化性を追求したフードを開発しているのが特徴です。

原材料納入までの過程

原材料納入には、いくつもの検査工程が設けられています。原材料の目視、においの検査、さらに詳細な分析を行うため、数キログラムの原材料のサンプルを異なる箇所から採集し分析テストを行います。また各原材料を近赤外線(NIR)マシンでスキャンし、過去のデータと比較。わずかにでも違いがあれば、その原材料の納入は受け付けません。この厳しい検査工程を経て、各原材料は工場内に搬入されています。
引用:ロイヤルカナン公式サイト「原材料納入までの厳しいプロセス」より

カナガンがオススメできる理由

知名度の高いモグワンと同じイギリスに生産工場があるレティシアンから販売されているドッグフードです。
カナガンにもアフィリエイト広告があるので、よくランキング入りしていますが、原材料的には良い商品だと個人的に思っています。



メリットはここで紹介しなくても検索をかければ情報は溢れかえっているので調べてみてください。
一応、簡易的に書くと

・獣医師の81%が推奨「獣医師128名の中で101名が推奨」
※「普段先生の病院に通っている健康上問題のない犬の飼主から、当製品について相談を受けたら推奨しますか」と聞き、101名から有効回答を得た結果に基づくもの
出典:カナガン公式サイト、2018年7月ベッツアイ調べ

・70万人以上の愛犬家・愛猫家に選ばれた実績と信頼

・平日11時~18時まで商品に対する問い合わせが可能

デメリットとしては

・犬によって合う、合わないがある
・シニア犬には高栄養過ぎることが多い
・費用がかかる

といったところですね。

詳しくはamazonの評価レビューを参考にして、良い評価と悪い評価コメントをいくつか見てから購入に踏み切るようにしてください。

そして購入する時も、割引価格で購入できる定期コースではなく、合わなかった時のことを考えて、まずは1袋お試しで購入して、合う様であれば定期コースなどで続けられたら良いんじゃないかなと思います。

結局愛犬にとって一番良いドッグフードとは何か

うちの犬にとって一番良いドッグフードって何ですか?

とよく聞かれることが私もありますが、その答えとして私はいつもこう答えています。

Kyo
Kyo

世界中で長年の販売実績があって科学的根拠に基づいた研究データから作られた安心・安全が保障されているサイエンス・フードが良いと思います。

人間の世界でも動物の世界でも医学や科学の研究は日々進歩しており、数年前に正しいと言われたことでも、最新の研究結果では間違いだったということはよく起こることです。
重要なのは日々臨床データを取り、科学的に検証して作られたサイエンス・フードを愛犬の年齢や健康状態に合わせて必要な栄養素を詰め込んだものをライフステージ毎に切り替えて食べさせてあげること!これに尽きると思います。

ネット上には様々な情報が溢れ返っていて便利ですが、正しい情報ばかりではなく、商品の広告料目当てのステマ「ステルスマーケティング」やアレルギーのことを考慮せずにメリットばかりを書いて紹介しているものも多くあります。

Kyo
Kyo

近年ネットで真実を伝える記事が増えたため、amazonや楽天など取扱店でも低評価コメントは削除され、高評価をつけているコメントが急増してきました。
愛犬を守るためにも、購入前に情報元まで丁寧に紹介している記事を見たり、かかりつけの獣医さんに相談するようにしてください。

これがベスト!という情報があったとしても、フードは犬種ごと、年齢ごとに一頭一頭、そのコに合ったものがあります。参考にする分にはいいのですが、ランキング1位だからとかデメリットが無いからとかの理由で、うちの子にも合うだろうという選び方はおすすめしません。よく吟味し愛犬に合った食事を見つけてあげてください。
あなたとワンちゃんが少しでも長く幸せな日々を過ごすことを願って、最後にさせていただきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました<m(_ _)m>

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