シルバーの体色に杉綾模様、尾ひれ近くに大きな黒斑がある派手さはないがキレイな色合いのチョウチョウウオの仲間です。
カリブ近海だけに生息する固有種で日本にも輸入されていますが不定期で入荷はまれな個体です。
選ぶポイント、飼育方法について
飼育の前に、まずは状態の良いものを選ぶのが最重要です!
飼育が難しいのではなく、入荷する個体が状態の悪いものが多い為に飼育が難しくなっています。
そりゃ衰弱した個体をまた別の水槽に移せば、もっと弱りますよね。
ということで、少しでも状態の良い個体を選ぶことが1つ目のポイントになります。
2つ目のポイントは必ずトリートメント水槽の単体飼育で出迎えること!
衰弱しているので落ち着ける環境を用意し、低比重1.014前後+薄めた薬浴「グリーンFゴールド顆粒が望ましい」で1か月前後飼育します。
餌の与え方
餌は人口餌に餌付かせるのは二の次で、ブラインやコぺ、赤虫、ホワイトシュリンプなど食べそうなものは片っ端から試し、見事口にするものがあれば、それをメインに食べさせ栄養をつけさせます。
初日は餌を与えず静かに過ごさせ、翌日から餌を与えます。
3日以内に何も口にしない様であれば、イージーブラインなどで生きた餌を用意し、それをスポイトで水中に撒いて与えます。
孵化させるのが面倒、時間が惜しければ、日海センターさんやcharmさんなど通販ショップで生きたヨコエビやイサザアミなどが販売されているので、それを購入し与えます。
見事餌を継続的に食べるようになれば一安心です。
餌を食べ始めて1週間以上継続して餌を食べていれば、冷凍餌を解凍した物を与えて変わらず食べるようであれば冷凍餌で餌付かせます。
冷凍餌に餌付けば、他のチョウチョウウオと同じ手順で
冷凍餌「ブライン、ホワイトシュリンプなど」→乾燥ブラインorクリル→人口粒餌と慣らしていきます。
人口粒餌は臭いの強いシュアーやff14などが比較的食いつきが良いのでオススメです。
最初はメガバイトなどの餌で試してみて食べなければシュアーなどを与えてみるのもOKです。
乾燥ブラインやクリルを食べるようになったら少しずつラクトフェリンを染みこませて与えるのがオススメです。免疫力が上がり病気になりにくくます。
状態が良く元気が戻れば人口餌に餌付くのは早いですが、状態が戻らず衰弱すれば拒食し、あっけなく☆になってしまうので、毎日しっかり餌を食べるようになるまで油断禁物ですよ
次回は混泳方法、病気の注意点などについて記載したいと思います。