小型ヤッコ同士の混泳のやり方手順について

海水魚
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小型ヤッコ同士を混泳させる場合、少しコツが必要になります。

特に気の強いアフリカンフレームバックやチェルブピグミーは攻撃が激しく、追い回して姿が見えなくなった相手でも探し出して突き回すほど気が荒く攻撃的です。

混泳させる手順

鉄則として気の強い個体ほど、後に入れることにします。

こうすることで気の弱い者ほど先に水槽環境に馴染み、落ち着いた環境にさせることで餌食い量UP、免疫力UPの健康状態にさせられるし、先住魚として後から入ってくる個体に優位に立てるからです。

この入れる順番を間違えれば、気の強い個体はより強く、気の弱い個体は衰弱しやすくなるので、必ず順番は守る様にした方が良いです。

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後に追加する時

  • いきなり混泳させるとケンカが起きやすくなるので、お互い一緒に泳ぐことが当たり前だと認識させるために、追加魚を隔離ボックスに入れて数日~1週間ほど生活させます。

隔離できれば良いので、セパレーターでもOKです。

この時にお互い威嚇し合うようなら混泳は避け、関心が無くなるまで隔離生活を続けます。

  • 隔離を放すタイミングはライト消灯2~3時間前+両者が餌をしっかり食べた後がベストです。

・魚が就寝している間はケンカが起きないので、消灯が近い時間帯にする

・空腹時は餌の取り合いでケンカが起きるので、合流前に餌を食べさせておく

この2つを実行することで、見ていない時間帯でケンカが起きる頻度を大幅に減らせられるし、馴染む前に即拒食に陥るリスクを減らせます。

  • 隠れ場所は1体に対し2つ、高低差があるとGOOD

隠れ場所は多すぎると縄張り範囲が広がる、少なすぎると取り合いでケンカになるので、1体に対し2つほど用意するのが経験上オススメです。

ライブロックの他にも塩ビ管や海藻、人工レイアウト品でも隠れられれば何でもOK。

これに高低差をつければ、よりGOODです。

↑塩ビ管とライブロックのトンネルの2つ隠れ場を作っている

メリットとして同じ遊泳層に入らない=視界に入らないので場所取りのケンカになりにくいし、立場の弱い者を守る砦になります。

まとめ

・気の強い個体ほどサイズを小さく後に入れる

・まずは同じ水槽内で短期間隔離し慣れさせる

・隔離外すタイミングは消灯数時間前+食後1時間経過後

・隠れ場所は1体に対し2つ、高低差をつけるとよりGOOD

上記手順方法で行えば、普通に混泳させるより数段ヤッコ同士の混泳が容易になります。

水槽環境を再レイアウトしたり、各個体が成長して力関係が変われば途端にケンカが起きることもあるので、その度に隔離したり、環境を再設定したりして夢のヤッコ混泳水槽生活を継続させてくださいね(^^♪

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