殺菌灯は逆に病気にかかりやすくなる!その理由

海水魚飼育で病気予防に殺菌灯と当たり前のように言われていますが、実はメリットよりもデメリットの方がかなり多く、実際は入れない方が、どの魚も長生きすることにつながります。「殺菌灯のシステムを否定しているわけではないです」

以下に私が実際に経験した代表的なデメリットを記載します。

逆に病気にかかりやすくなる理由

殺菌灯は確かに水中内の病原菌を減らし飼育魚が病気にかかりにくくする効果があります。

しかし、それは魚自体の免疫力が向上しているのではなく、水中生活の中で病気の原因が減っているから、その分だけ病気にかかりにくいだけです。

そんな環境の中で育った魚は病気にかかりにくくなることで本来持っている病気に対する抵抗力がだんだんと失われていきます。

殺菌灯を使用していても水槽内の病原菌の数は減らせますが、ゼロになるわけではありません。いざ病原菌に寄生されると逆に病気にかかりやすい魚になってしまうのです。

病気にかかりにくくなる環境=免疫抵抗力低下=病気にかかりやすくなる魚

という結果になるわけです。

コケ掃除や砂利の攪拌などが命取りになる

殺菌灯水槽では、コケ掃除やフィルター・ろ材の取り換えなど日常メンテナンスも海水魚の生命に関わります。

過去に殺菌灯水槽でコケ掃除をしたことがありますが、その際飼育魚が☆になったことが2度あります。それまでは元気に泳いでましたが、餌を貰おうと掃除しているガラス面の近くを泳いでいた時に急死しました。

おそらくこれは、コケについていた細菌・ウイルスが水槽内に撒かれたために起こったものです。本来ならこの程度で☆になることなどないのですが、免疫抵抗力の弱った魚なら、このようにあっさり亡くなってしまうのです。

こちらから掃除しなくても、魚やエビ、貝などが砂利を少しでも巻き浮かせたら、危険です。

殺菌灯使用水槽では病原菌が水中に舞ったらヤバいと思ってください。

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殺菌灯水槽で育った魚は他水槽で病気にかかりやすく、治りにくい

病気に対する抵抗力の弱った魚は殺菌灯の無い他水槽に入れると、とても病気にかかりやすく、しかも治りにくくなります。

魚同士ケンカするから隔離、ペアが出来たから他魚を隔離などする場合不便です。

殺菌灯水槽で飼育していても病原菌の数は少なくても必ずいるので、病気にかかるときもあります。サンゴ水槽やライブロックを入れている水槽だと、その水槽に薬は入れれないので、他水槽にトリートメント水槽を作って、そこに病魚を入れることになると思いますが、この場合魚自体の回復力が落ちているため、薬品の効きが薄く、本来なら治るものも最悪治らず☆になることもあります。

この主な2つのデメリットはチョウチョウウオやハギのグループで顕著に現れました。

殺菌灯飼育中、確かに一時期は白点病などの病気にかかりにくくなりましたが、殺菌灯水槽でも病気にかかった個体は何匹もいましたし、一度病気にかかってしまうと通常より数段治りにくく完治するまでにかかる日数も倍以上かかった個体もいました。

特にウーディウム病にかかった場合は通常より治療が難しく、治るまでの日数が延びる分寄生された魚の体力が奪われ、幼魚や入荷して間もない調子の悪かったものは☆になる個体もいましたので、殺菌灯の使用は、これらのデメリットを理解したうえで使用してください。

ウーディウム病など病気にかかった魚の治療には、たいへん効果的

デメリットばかり書いてきましたが、常に殺菌灯を作動させるのではなく、通常飼育で病気にかかった魚に殺菌灯を使用するのは効果的です。

白点病とよく似た病気のウーディウム病には白点病に効果的な低比重療法が通用しないのですが、殺菌灯の使用はたいへん効果的で、低比重+殺菌灯で治療効果が大きく得られます。病状が進行している場合でも、これにグリーンFゴールド顆粒やメチレンブルーなどを規定量の半分ほど加えてあげると、ほぼどの魚も完治するので、病気にかかった場合の併用道具として持つことをオススメします。

殺菌灯で有名なUVバズーカ。これ1本で500Lまでの水量に対応。

まとめ

・殺菌灯は病原菌を減らすが、病気にならないわけではない

・コケ掃除、ろ材掃除など日常メンテナンスが命取りになる

・免疫力、抵抗力が通常より落ちるので、他水槽では病気にかかりやすく、治りにくい

・ウーディウム病などの治療には、たいへん効果的なので、治療併用道具として持っておくのがオススメ

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