新しく熱帯魚、海水魚を追加する時の注意点

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熱帯魚でも海水魚でも新しく飼いたい魚ができて、水槽に追加したい場合、必ずしなければならないことがあります。

それはトリートメント飼育です。

飼育している魚と違って、追加する魚は新しい環境に馴染むまでに不安・ストレスが生まれ免疫力低下・消化能力が低下しているので、とっても病気にかかりやすいです。

おまけに寄生虫や病原体を一緒に連れてくる危険性もあります。

なのでトリートメント水槽で免疫力や本来の元気を戻し、寄生虫を死滅させた状態で本水槽に迎え入れなければ、もれなく全飼育魚が感染してしまう恐れがあるので、例え追加するのが熱帯魚1匹であっても必ずトリートメントは行うようにしてください。

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トリートメント方法、作り方

薬効期間が長い魚病薬であるグリーンFゴールド顆粒「以下GFG顆粒」、メチレンブルー「以下MB」などを規定量の半分ほど投与しトリートメント浴させると良いです。
トリートメント期間は1週間前後。

もしトリートメント期間中に病気の発生や寄生虫が付着している場合は、対応する魚病薬での治療に切り替えて、病気治療の薬浴を行ってあげてください。
上記症状が無い場合は、1週間程度トリートメントした後に、体表や各ヒレ、体調などは正常化を最終チェックし、問題なければ本水槽へ入れてあげましょう。

淡水魚のトリートメント法

GFG、MB:規定量の半分を2回に分けて投与

例:60cm規格水槽「水量約60L」であれば、GFG 0.4gを投与、1時間後に0.4g投与という具合 ※分けて投与するのは薬剤ショックを起こさないようにするためです。

海水魚のトリートメント法

低比重「1.014前後」+薬浴で10日~2週間ほど飼育します。

薬品はグリーンFゴールド顆粒「GFG顆粒」で薬浴します。

GFG顆粒:規定量の半分を2回に分けて投与

例:60cm水槽であれば、GFG 0.4gを投与、1時間後に0.4g投与という具合

※分けて投与するのはバクテリアが全滅しないようにするためです。

共通の注意点

熱帯魚、海水魚ともに共通する注意点です。

薬品投与は追加魚が手元に届く前日or当日追加前にしてください。

トリートメント中は常に酸素供給を行うこと

魚病薬の成分には溶存酸素を大量に消費するものが多く、この記事内で使う魚病薬の例として挙げたものも水に溶かした際に酸素を消費します。
その為、トリートメント浴中は必ずエアーポンプなどで酸素供給をしてあげてください。

※魚の数が数匹で金魚のブクブク、ブリラントフィルターなどエアーポンプを使う濾過器を使用している、上部式フィルターや外部式フィルターのシャワーパイプで水を落としているなど酸素供給が常に出来ている環境であれば別個で用意しなくてもOK

上記で無い場合や追加魚の数が多い場合は、魚が窒息するため必ずエアレーションを行ってください。

Kyo
Kyo

特に海水は淡水に比べ酸素が溶け込みにくく、溶存酸素が不足しやすい為、薬浴中のエアレーションは必須です!

トリートメント中は効果が切れたら休薬期間を設ける

各魚病薬には有効日数が限られており、効く日にちを過ぎるとただの着色水になってしまいます。

数日休薬期間を設けたのち、再投与すると良いです。

追加投与するタイミングは薬効有効日数を過ぎた時水換えの主に2つ

水換えの時は水量に応じて規定量を調整、日数を過ぎた場合は前文のトリートメント水槽作成方法と同じ要領で追加投与してください。

まとめ

トリートメント水槽は淡水魚はもちろんのこと、海水魚にも効果があります。

病気発生予防だけでなく輸送で疲労した魚、弱っている魚、拒食の魚を復活させたり、寄生虫の不活性化・死滅にも効果を発揮するなど、色んなケースに対応できるため、ぜひ活用し、水槽の平和と安全を確保し、素敵なアクアライフを送ってくださいね(^^♪

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