怖いアンモニア中毒の症状、原因、減らす方法について

スポンサーリンク

アンモニアは観賞魚を飼育していると必ず発生するもので、水量に応じた魚数、定期的な水換え、必要十分な濾過スペックなど、飼育管理に怠りが無ければ、それほど怖くないものですが、ある条件下では一気に有毒性を持つことがあります。
また蓄積して限度量を超えると飼育魚が神経障害、窒息、病気感染などを起こすため、水質チェックを行うだけでなく、同じタイミングでアンモニア濃度のチェックも行うことをオススメします。

上記の商品で水槽内のアンモニア濃度を測定することが出来ます。
飼育魚がアンモニア中毒かどうかは試験紙を使うことで誰でも簡単に判別することが出来ます。後述する症状やアンモニア濃度の上昇が疑われる場合は早急に試験紙で数値検査を行ってください。
また症状が出ていなくても水槽サイズが60cm以下の小型水槽であったり、観賞魚の飼育数や飼育魚が大きい場合はアンモニアの排出量・濃度が非常に濃くなり有毒化しやすいので、1~2週間に一度は試験紙で検査を行ってください。

アンモニア中毒が起こる原因・流れについて

飼育魚の排泄物の他にも、餌の与え過ぎで食べ残しが増える、水草が枯れて腐敗することや濾過不足により有機物の分解や廃物の不適切な循環などによりアンモニアは多く発生します。特に有毒性が増す原因としては水温上昇とpHの上昇があります。
これらの上昇により毒性の低いアンモニアイオンがアンモニアに変化すると、一気に毒性が増し飼育魚のアンモニア中毒は引き起こされます。

Kyo
Kyo

アンモニア中毒は水槽内にあるアンモニアイオンが水温上昇+pH上昇でアンモニアに変化することで起こしやすくなります。

上記の条件+しばらく水換えを行っていない古い飼育水や過密飼育で混泳魚が多い、水量が少ない小型水槽などでアンモニアは特に有毒化するから気を付けて。

アンモニア中毒の症状について

アンモニア中毒の症状は停滞的な行動、あえぎ呼吸「苦しそうな努力様呼吸」、エラの盛り上がりやめくれ、変色などがみられます。
また水表面でパクパクと空気を吸い込む動作、泳ぎや行動が鈍くボーッとしている様な反応がみられる意識障害様の症状もよくみられます。

Kyo
Kyo

魚類もアンモニア濃度が高い中で生活すると魚体の血中アンモニア濃度が上がり、人と同じように意識障害や呼吸困難を起こします。

上記の様な症状が見られた場合は早急に水換えを行いましょう。
しばらく水換えや濾過槽掃除を行っていない古い水であればpHがかなり低下しているので、水量の半分以上など一気に水換えしてしまうとpHショックを起こし☆への背中を押すことになるため、毎日水量の1/4を上限にするなど水換量を少なく頻度を多めにして水質を徐々に戻してあげてください。

pHは目視で分からないので、試験紙や測定器を用いて数値を測ってください。
古くなった飼育水のpHが6.0より下に下がっていたなら酸性寄りの水質になっている為、塩素抜きした水道水ではpHが高すぎます。
測定せず、そのまま注水するとpHショックを起こす確率が非常に高いので、必ずpH試験紙で飼育水を測定し、低いのであれば、その数値に近いpH値に調整した水で注水してあげてください。

※お住いの地域によって変動はありますが、水道水のpHは5.8~8.6の間になっています。
家の水道水のpHは目安として測定しておくことをオススメします。

Kyo
Kyo

水道水には塩素「カルキ」が入っているため塩素除去剤を使うと思いますが、塩素除去する添加剤は殆どがpH値を0.5ほど上昇させるので、そこは注意が必要です。

下がり過ぎた飼育水のpH値を上昇させたい場合は、一気に戻さず、1日の上限数値を0.5までとして少しずつ上げていってください。

調整しながらpHを各魚類の最適な数値まで少しずつ上昇させてあげてください。

水槽内のアンモニアを減らす方法

基本的に水換えです。大量に増えたアンモニアは活性炭や濾材では吸着除去できないので、水を交換することによって物理的にアンモニアの量を減らします。
またアンモニア濃度は水温上昇とpH値が上昇することによって有毒化するため、水換えと一緒に水温とpH値を穏やかに落としていくことが必要です。
水温とpH値の急激な変動は飼育魚に致命的ダメージを与えるので、水温は1度ずつ、pHは0.5度ずつと少しずつ下げる様にし、魚種にもよりますが一日の下げる限度値は水温が-3度まで、pHが-1までにしておくと良いです。

Kyo
Kyo

飼育魚の種類や衰弱具合によっては上記でもダメージを与えることがあるため、webサイトで飼育魚の特徴をしっかり調べてから行うことをオススメします。

また上記の他にゼオライトと呼ばれる鉱物を使うこともアンモニアを減らすのに有効です。
ゼオライトは沸石とも呼ばれ、多孔質の穴がたくさん開いており、そこにアンモニアを吸着する作用があるため、水槽内に入れておくことで水中のアンモニアを減らすことが出来ます。

ゼオライトの効果

・ガス吸着作用:ゼオライトの持つ空洞が様々な臭気ガスを分子レベルで吸着します。
※臭気ガスの一例:アンモニア、硫化水素、窒素化合物など

・水質浄化作用:イオン交換作用により水中の重金属イオンやアンモニアイオンなどを吸着し水を浄化します。

上記2つの効果により立ち上げたばかりの水槽や濾過が安定していない水槽の補助としても使えます。

持続期間と使用時の注意点

アクアリウム用のゼオライトは持続効果が2週間前後なので、1か月に2回ほど交換が必要になります。
多孔質が詰まると吸着が止まり、再度急激にアンモニア濃度が高まりますので、交換は怠らない様にしてください。アンモニア濃度が限度以上に高い水槽では効果が切れた時に全滅する恐れがあるので、ゼオライトを使う場合は期限よりも早めの交換をオススメします。
ただ単価が安いので、それほど費用はかからないです。

ちなみに外掛け式フィルター用にゼオライトのパックが販売されており、外掛け式を使っている水槽ならとても楽に交換出来ます。

スポンサーリンク

アンモニア中毒を起こさないための予防について

淡水魚・海水魚共通に言えることとして

・水換えを怠らないこと
・水換えの際は飼育水と注水の水温とpHを合わせたうえで水を注ぐ
・エサは食べる必要分だけ与え、食べ残しが出ない様にする
・水槽底に溜まった食べ残しや排泄物は毎日小まめに網で掬い取り除く
・ウールマットや濾材など消耗品は交換期限が過ぎるまでに新しいものと交換したり、1~2か月に一度は濾過槽を掃除する

・週に一度は試験紙でいいので水質検査、アンモニア濃度測定を行う

・エアレーションを常にかける「曝気+溶存酸素増加

Kyo
Kyo

特に海水魚飼育では海水に酸素が溶け込みにくく、溶存酸素が不足しやすいです。
複数個エアレーション入れて補うか、注水をファインバブルにするのがオススメです。

ファインバブルはエアーポンプで吹き出す酸素とは比較にならないほどの酸素を水に溶け込ますことが出来ます。
また泡の粒子が非常に細かいのでビブリオやエロモナスなど水中に常在する病原菌を減らす、寄生虫が付きにくくなるなどの嬉しい効果もあります。

もちろん淡水魚飼育にもオススメですが、特に海水魚飼育で混泳魚が多い、高価な魚や落したくない珍しいレア魚を飼育している水槽には非常にオススメです!

Kyo
Kyo

ファインバブルは水の通気を良くし目には見えないSS「水中に溶けない浮遊物質で水底に溜まる汚泥や水濁りの原因」を濾過にかかりやすくするなど普通の濾過器、エアレーションでは得られない効果があります!

アンモニア中毒は他魚にうつるかどうか

アンモニア中毒は病原体による感染や病気では無いため他魚にはうつりません。
ただ同じ水槽の環境にいれば当然同じようにアンモニア中毒は起こります。
もし混泳魚全てでは無く一部の種類に起こっているのだとしたら、魚種による大きさや強健さなどの個体差だと考えられます。

いくら丈夫でも、遅かれ早かれの違いで、いずれ全ての魚が全滅することになるので、1匹でもアンモニア中毒の症状が疑われたなら、すぐに水質チェックを行い、原因や症状の特定を急いだほうが良いです。

最後に

アンモニア中毒はエサの食べ残しや排泄物の腐敗、微生物の死骸、古い飼育水、濾過槽の目詰まり、高水温、pH上昇「7.0以上のアルカリ寄りで特に」など様々なことが引き金となり発生しますので、これらを放置したり、溜め込まない様にすることで発生を防ぐことができます。

水中の生き物を飼育する以上、大なり小なりアンモニアは蓄積されていくものなので、定期的に水換えや濾過槽掃除、毎日飼育魚1匹1匹の健康チェックを行うことを習慣にして気づいた時には手遅れ…といったことが無いようにしてあげてくださいね(^^♪

スポンサーリンク
トップへ戻る