イソギンチャクの仲間で最も丈夫で手間のかからないのがハナギンチャクです。
動き回ることも少なく、水槽内のどこでも定着するので排水溝やヒーターのそばに置かなければ吸い込まれたり火傷を負う心配もありません。キレイな水質維持もいりません。
もしかしたらイソギンどころか飼育できる海水生物の中で最も丈夫かもしれません。
そんなハナギンチャクの飼育方法について記載・紹介しています。
ハナギンチャクとは
見た目はイソギンチャクですが、近縁種らしく、イソギンチャクではないようです。
まあ親戚みたいなものですね。
カラーバリエーションも多く、蛍光色の強い幻想的なものから地味なものまでいます。
値段も数千円程度で比較的安く、海水魚が飼育できる水槽セットがあれば誰でも飼育できます。丈夫さはカーリーに匹敵するかもしれませんw
飼育方法
丈夫でも一応イソギンの仲間なので比重は1.020以上、水温は25度前後で飼育します。
刺胞毒をもっているので、サンゴや他のイソギンチャクが触れないようにしてください。
クマノミは毒耐性があるので平気ですが、他の海水魚は刺胞毒にやられることがあるので一緒の水槽に入れない方が無難です。
餌、照明、水流について
餌:与えなくても大丈夫です。
水中に漂う微生物などを食べている様です。
照明:サンゴのように強い光は必要ありません。
海水魚が飼える照明なら何でも構わないようです。
水流:ここが他のイソギンチャクと違うところで、弱い水流を好むようです。
水流ポンプがなくてもフィルターからの循環水があれば大丈夫な様です。
クマノミとの共生について
クマノミと一緒に生活できますが、ハタゴやシライト、タマイタダキなどのイソギンチャクと同じようにクマノミが住家にすることは少ないようです。
ただ体を寄せ付けたり、ハナギンチャクの近くで泳いだりする個体もいたので、個体によっては好む子もいるかもしれません。
まとめ
イソギンチャクの仲間の中で最も丈夫で飼いやすく、手間がかからない個体です。
クマノミがハナギンチャクの中に入ることは少ないのでクマノミとの共生を見たい場合は、他のイソギンチャクの方がいいです。
キレイなカラーの個体もいるのでイソギンチャク飼育に特にこだわりがなければ初めて飼うのにはオススメです。