水槽ヒーターの電気代は1か月いくらかかる? 全国の地域別料金紹介とウソ、ホント

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他の記事で紹介した通り、ヒーターは2本使用した方がいいのですが、気になるのは電気代ですよね。

単純に考えた場合、100wヒーター1本での飼育から100wのヒーター2本の200wになれば、電気代も2倍になってしまう!と考えると思います。

しかし!そうではありません。

実は余裕を持ったw数のヒーターを使用することで、電気代はほとんど変わらないんです。それどころか逆に安くなる可能性もあります。

その理由の解説記事です。

各地域の電気代「100W/H単価で計算」

100Wを1時間通電させた場合の各電気料金は以下の通り

北海道電力:約3円

東北電力: 約2.53円

北陸電力:約2.17円

東京電力:約2.65円

中部電力:約2.55円

関西電力:約2.58円

中国電力:約2.75円

四国電力:約2.7円

九州電力:約2.3円

沖縄電力:約2.85円

全国平均(電力8社平均):26.12円「2020年12月時点」

東京で当てはめると

計算式:100Wのヒーター24時間稼働「1日」×30日間=1か月の電気代

    「2.65×24」×30=1か月あたり1908円となります。

しかし!

多くの方が誤解しがちですが、ヒーターは常に通電してはいるものの、24時間ONになっているわけではないのです。

センサーが設定温度より水温が低下し始めたと認識した時に初めてヒーターはONになり水槽内を温め始めます。

ですので、丸一日フル稼働ではなく、温度が下がった時にだけ稼働するので、上記のような金額にはなりません。真冬であってもです。

「※真冬の屋外に水槽を置いている、水量に合っていない容量不足ヒーターの場合は除外」

作動しているかどうか確認方法

作動している場合、固定式ヒーターであれば本体に、サーモスタット式であればサーモ本体に赤やオレンジのONランプが点灯しています。

ONランプがついていれば一目瞭然なのですが、無い場合はヒーターそのものを見てみて下さい。ONになっていれば水中のヒーターから波線のようなものが水面に向かってゆらゆらしていると思います。

ここまでの説明がヒーターの電気代のからくり、続いて、なぜW数を増やしても電気代は大きく変わらないか。

それは、説明した通り、作動した時にW数の電気代は発生するものであるので、ヒーター容量を大きくすれば、水槽内の温度は安定し、水中温度が下がりにくくなるからです。

水量にギリギリのラインで合わせたヒーターであれば冬の間は水槽内の温度が下がりやすく、設定温度を保とうと作動時間が多くなるし、温まるのに時間がかかるしで、かえって電気代が高くなります。

しかし、ヒーター容量が大きければ、早く温まるし、すぐ設定温度まで上がれば、その分作動時間は少なくなります。

ということは、容量に余裕を持たせた方が圧倒的に一日の作動時間が短く、その分料金がかからないため、あまり値段は変わらないばかりか、安くなる可能性も出てくるわけです。

さらにもう一つ!

別の記事でも紹介していますが、ヒーターを2本にすれば、万が一故障した場合に水槽内の生きものたちの生命を救える可能性がかなり高くなります。

記事参照→

常に温度変化が起きにくく水温が一定に安定しやすくなることから、海水魚飼育では魚が体調を崩すことやストレス・免疫力低下による病気にかかることが少なくなります。

以上の理由から、W数を上げてヒーター数を増やしても電気代は、さほど変わらないばかりか、メリットの方が大きくなります。

結論

ヒーターを増やすことは経済面でも生命を守る安心感からもオススメ!

増やさないより増やすメリットの方が圧倒的に多いので、ぜひ水槽管理しているアクアリストの皆様には一水槽に2本のヒーター管理を強くオススメ致します(^^♪!

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