飼育魚を網で絶対にすくってはいけない理由について

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魚を網ですくう光景は見慣れたものですが、あみですくうと魚が必ず抵抗し暴れるため、体表やエラ、ヒレなどに傷をつけてしまいます。特に海水魚では傷が出来ると高確率で病気になるため、網ですくうことは避けなければなりません。

Kyo
Kyo

海水の病原体は手ごわいものが多い為、傷を作らないことが病気感染予防に直結します。

僕たちは空気中に出されると呼吸が出来ないから苦しくてもがいてしまうんだ。ヒレやエラもピンと開いちゃうから網だと引っかけ傷も出来やすいよ。

このように網ですくうことは病気を作ることに繋がるので、ほんの短時間であっても網ですくうことはやめておくべきです。

メダカやテトラなど小型魚をすくう、水槽内レイアウトを崩したくない場合「ベタも可」

ではどう魚をすくえば良いかと言うと、容器を用いて飼育水ごと掬うと一切傷つきません。

Kyoは小型魚であればプラケースを用いて、すくっています。

しかし水槽内に流木や水草でレイアウトを組んでいる場合、プラケースが入らないことがあります。さらに小型魚は泳ぎが俊敏な為、上手く捕獲できない場合があります。

そのような場合は、飼育水ごと掬える網を使うと良いです。

ベタぐらいの大きさまでならば上記商品で魚を傷つけることなく掬うことができます。 飼育水ごと掬うので飼育魚を弱らせることもありません。

Kyo
Kyo

小型の網なので小回りがきき、普通の網では入らないようなスペースでも入りやすく1つ持っておくと便利ですよ。

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大型魚のすくい方

ディスカスやエンゼルなど体高がある熱帯魚、アロワナなど横長の大型魚であればプラケースには入らないため、そのような場合は飼育魚が入る大きさの袋の中に魚を追い込みましょう。

袋に追い込む場合は袋口を開けて水槽の端から、ゆっくりと魚に近づけていき驚かさない様にしずかに追い込むと飛び出し事故や衝突事故を起こさずに済みます。

アロワナなど重量のある大型魚は1枚の袋では破れてしまうため、何枚も重ねて重量に耐えられるようにします。

Kyo
Kyo

プラケースは100均のもので必要十分です。追い込む袋は丈夫なものが良い為、飼育魚を購入した時の袋を使い、無ければ観賞魚販売をしているショップから貰うか売ってもらうと良いです。

すでに網ですくって飼育魚に傷が付いてしまっている場合の対処法

もし、すでに飼育魚を傷つけてしまったという場合は、細菌感染を防ぐため、グリーンFゴールドやメチレンブルーなどの魚病薬を薄っすら色づく程度に投与します。

グリーンFゴールドを使う場合は顆粒タイプのものを使ってください。

上記は魚のみ飼育している環境の話で、水槽内に水草レイアウトや甲殻類、海水魚の場合はライブロックやサンゴなどがいて魚病薬を使えない時は、魚だけを隔離するか、フコイダンなど一切薬品が入っていないものを使いましょう。

フコイダンは海藻由来の成分なので、病原体を吸着し活動停止にする働きがあります。
生物に対しては無害であるため、病気感染の予防には効果があります。
海水魚飼育で使われることが多いですが、淡水魚にも使える為、魚病薬が使用出来ないし魚も隔離できないという場合に使ってみてください。

まとめ

・魚をすくう時は網ではなくプラケースを使うこと

・大型魚をすくう時は袋で追い込んですくう
・アロワナなど重量のある魚をすくう時は袋を何重にも重ねて使用する
・すでに傷が付いている場合は魚のみの飼育水槽では魚病薬を薄っすら色づく程度に入れる、水草やサンゴがいる水槽ではフコイダンを入れる

当サイトでは各魚病の治療法や薬浴時の注意点など様々な記事を載せています。
この記事に限らず他記事でも防疫士や獣医師などが学ぶ専門的知識を取り入れているため、知っていれば普段の薬浴時と比べて回復力が段違いで良くなるため、ぜひ読んでみてください(^^♪

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