ベタのエサ適量と健康維持に必須の餌について

熱帯魚・ベタ
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ベタは雑食性なので口に入るものであれば基本的に何でも食べてくれます。
しかし、ベタは他の魚と違って胃を持つ観賞魚なので、消化器官が弱いです。
餌の適正な量と栄養バランスを考えずに与えていれば、消化不良を起こしたり、様々な病気の引き金になってしまうので、この記事ではベタのエサの適正な量と栄養バランスについて主に記載しています。

ベタのエサ、年間食べる消費量について

冒頭でも話した通り、何でも食べるのですが、ベタの健康を考えた場合、やはりベタ専用のエサを与えるのが一番だと思います。
ベタは胃を持つ魚なので満腹中枢をもっており、他の観賞魚ほど多くの餌を食べませんし、消化器官が弱いので多くを与える必要もありません。
年間の消費量でいうと1匹あたりオスベタで平均2~3g、メスベタで4~5gほどです。
近年メダカや金魚と差が無いくらい飼育する人が増えている人気の観賞魚なので、色んなメーカーからベタのエサが販売されています。

個人的にオススメの餌としては、キョーリンから出ている「ひかりベタ アドバンス」です。

パッケージがチャック付きで密閉できるので使い勝手が良く、嗜好性も強く食いつきが良いです。
内容量が5gなのでオスメスともに賞味期限内に使いきれる点も◎。オススメです。

他には「Tetra社のテトラ ベタ」や同じキョーリンから発売されている「ひかりベタ」も愛用者が多いです。

ひかりベタはベタ用の餌の中で餌の大きさが最も小さく、1粒の直径が約1.3mmと小柄のベタでも食べやすいサイズになっています。
内容量も2gとベタ1匹が食べる年間の消費量に合っているので、使い切りやすいです。
こちらの餌も小柄なベタを飼育している人やベタ1匹だけを飼育している人には、とてもオススメ出来る商品です。

Kyo
Kyo

ベタのエサを購入する時は配合成分がビール酵母を使っているものを選んでください。ビール酵母には胃腸作用を助ける働きがあるので、消化器官の弱いベタに適しています。

餌の与え方、一日の適量について

ベタは胃を持ち消化器官が弱い魚なので、餌の与え方と適量を見極めることは、とても大切な作業になります。
餌の与え方としては一気に与えるのではなく、1粒ずつ水面に落としてベタに食べさせるようにしましょう。
ベタは餌を飲み込むのではなく嚙み砕いて固形物を小さくすり潰してから飲み込む魚なので、1粒の餌を食べて飲み込むまでに5秒~10秒ほど時間がかかります。
飼育しているベタの食べる様子を観察し、完全に飲み込んだのを確認してから次の1粒を与えるようにしてください。

ベタの品種や大きさにもよりますが、目安としては一日あたり5~8粒ほど与えるくらいで丁度良いと思います。
一日に数回に分けて与えている場合は一日の合計数が上記になるように調節してあげてください。

少ない様に思いますが、ベタは消化器官が弱いゆえに与え過ぎは消化不良を引き起こす原因になるため、少し物足りないくらいで丁度良いです。
人間でいうところの腹八分目と思ってください。
食欲の強いベタであれば、もっと欲しがるかもしれませんが、与え過ぎは消化不良による便秘や免疫力低下による病気発症のもとになるので、健康維持のために少な目を日課にしてあげましょう。

ベタがよくかかる病気であるコショウ病、難治性の腹水病の予防・治療法については別記事を参照ください。

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ベタに与え過ぎない方が良い餌について

ベタは与えれば何でも食べますが、与え過ぎない方が良い餌もあります。
それは赤虫やイトメ「イトミミズ」などの動物性たんぱく質が豊富で栄養価が高い餌です。
一見栄養価が高く喜んで食べるので与えた方が良い様に思いますが、栄養の偏りが大きいことと消化にやや悪いので、与えすぎるのは逆に悪くなります。
これは冷凍ものでも乾燥餌のアカムシでも同じです。
なので、もし与えるなら1~2週間に一度くらいの割合で与えてあげてください。

なお、ワイルドベタなど原種のベタであれば改良品種ベタ「ショーベタ」のように消化器官の弱さがあまり無いこと、人工餌では補えない栄養素を含んでいるため、定期的に与えてあげた方が良いです。

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まとめ

・毎日の餌にはキョーリンの「ひかりベタ アドバンス」がオススメ
・小柄なベタ、口の小さいベタには「ひかりベタ」がオススメ
・餌の与える量は一日5~8粒、1粒ずつ食べきってから与えること
・アカムシやイトメを与える時は1~2週間に一度にし、与え過ぎない様にすること
・ワイルドベタを飼育する場合は定期的にアカムシやイトメを与えてあげると良い

以上、ベタの餌の適量についてでした(^^♪

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