低比重水槽で目の白濁が完治した例

低比重「この記事では1.014以下の場合を効果のある低比重とします」+グリーンFゴールド薬を溶かした水槽環境で目の白濁とポップアイが完治したので実例を御紹介します。

実験を行うに至った経緯

対象魚「ルリヤッコ」を10cm超えのトゲチョウチョウウオと一緒に生活させていたこと「私のミス」で、ストレスを感じ、数日間の拒食と免疫力低下から左目内にガスが溜まり目の表面「角膜」の白濁が進行してきたため、低比重+グリーンFゴールドによる薬浴治療を始めました。

治療対象魚

ルリヤッコ4~5cm程度

同居魚:デバスズメ「ルリと同サイズ前後」

症状

・目の白濁「表面全体が曇る」

・目の痒がり

・拒食

スポンサーリンク

実験概要

水槽サイズ:30×18×24の規格水槽「水量12ℓ」

グリーンFゴールド 規定量の2/3が溶けた水

水温24度 比重1.016「導入初日の値」

合計3週間の経過記録

・比重は1.016~1.010までの比重で検証

・比重値は1日ごとに1.001刻みで変更。

・餌や水換え回数は通常通りで実施

・グリーンFゴールドは粉末タイプを使用

・3日ごとに最初の量と同じ分になるように追加投与で薬水を維持

経過

薬浴開始~5日「比重1.016固定」

白濁は悪化、目の表面曇り→角膜はより白く、水晶体内部も小さな亀裂、曇りが
見られ出す。画像のようなポップアイも発症。

捕食みられるが、小食

薬浴 5日目~10日「比重1.010~1.015」

一日毎に比重の量を0.01ずつ増減し、様子見。

比重1.010~1.014の間でも捕食みられる。

その後、1.014までの比重値であれば痒がる様子も全く見られず。

少し目の白濁は改善されてきている様子がみられる。ポップアイは変わらず。

10日~17日「1週間」比重1.014で固定

1週間痒がる様子は全く見られず。

目の白濁が水晶体部は透明になり、角膜も白さが薄まる。

ポップアイ症状も改善。

17日~21日「5日間」比重値は上記と同じ

目の白濁は角膜部分もクリアになり、視覚範囲は戻り、視力も回復。

左側の餌も発見できる。ポップアイも完治。

結果

同じ薬浴でも比重1.015までの低比重では目の白濁の改善はみられず、進行。

体調は回復するも、目の痒がりも止まらず。

一方1.014までの比重であれば、目の白濁回復、痒がりも全く見られなくなった。
餌食いに関しても1.014以下の比重の方が餌食いの食いつきは良く、1.012以下よ
りも1.013~1.014の方が餌食いは良かった。

途中痒がらなくなった比重値から1.015以上に比重を戻すと、再度痒がりだした
ので、やはり1.014以下でないと効果は見られないようです。

また同じ症状のハタタテダイを上記と同じ実験を同じ条件「水槽サイズ、水温、
水質(同じフィルター・ろ材、バクテリア繁殖期間も同じ)」で、4週間の期間
実施したところ、ヤッコとほぼ同じ経過をたどりました。

従来、目の白濁やポップアイは水質悪化や拒食、ストレスなどによる免疫力低下、目の損傷などにより目の中でガスが溜まり発症するものと言われ、第一に水質改善を目指すために水換えを行うことが最善の治療方法と言われていました。

しかし、上記のような元来の治療では、目の白濁、ポップアイが治るまでに目のかゆみからガラス面や水槽内のレイアウトなどに目をこすりつけてしまい、いつまでも治らないばかりか、より悪化することが多かったので、この治療実験を行いました。

少ない実例数ですが、効果は元来のものよりも大きく期待できるため、この記事を見てくださっている皆さまのお役に立てれば幸いです。

スポンサーリンク