メダカの餌やりの適量と季節ごとの正しい与え方について

メダカ・金魚
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数年前から大人気のメダカですが、餌の適量が分からないと言った声が多く、与えすぎて消化不良を起こし病気を招いたり、逆に少なすぎて栄養不足から、やせ細って体力が無くなり細菌感染や☆につながってしまうといった問題が起きている様です。
なので、ここでは餌の適量の目安と季節ごとの正しい与え方について紹介したいと思います。

はじめに

メダカは季節や成長段階に応じて餌の種類や量が変わるし、品種によっても与える量が違ってくるので、一概には言えないのが正直なところです。
しかし大体の適量の目安は知りたいと思うので、kyoの経験と一般的な観賞魚の餌の適量数値を参考に割り出したものを記載しておきます。

特にダルマメダカやアルビノメダカは与えるエサの量が多すぎると消化不良を起こし転覆病や腹水病を起こしやすいので、十分注意してください!

飼育メダカの餌の適量の調べ方と一日の与え方、オススメの餌紹介

まず季節を除外して考えた場合、メダカに与える餌の量の目安は体重の0.5~1パーセントぐらいが丁度良いと思われます。
これは一般的に言われる「観賞魚に対する与える餌の目安とされる観賞魚の体重の1~2%分」をメダカに当てはめて考えたものです。
一般的な目安は1~2%と言われていますが、メダカに与える量で考えると与え過ぎになるため、0.5~1%としました。

簡易理由
詳細を書くと長ったらしいので省略しますが、簡単に書くと本来メダカは水流が苦手で水田や池など流れがほぼ無く泳ぐためのエネルギーが少ないこと、与えるエサ以外にも水中や水草、底砂にいる微生物を食べることが多いので、他の観賞魚よりも与えるエサの量が少ない方が健康維持に良い為です。

与え過ぎや少なすぎは良くないですが、少し少ないくらいは人間で言う腹八分目にあたり、健康維持にとても良いので、少し物足りないかな?と思うくらいでとどめることをオススメします。

上記の量でも一度にたくさん食べると消化不良が起きる可能性があるため、1日に与える量を2~3回に分け、1回分の与える餌もメダカが食べきったのを確認してから次を与えるようにして餌やりすると、さらにGOODです。

例 一日の量が1gだとすると、0.5gずつ朝と夕方に与える。
朝エサを与えるときに、まず0.2gほど餌やりし食べきったら0.2g、また食べきったら0.1gみたいに食べきったら与えるようにする。
※これはあくまで分かりやすく書いた例なので、時間帯や与える量・回数は飼育者さんの生活スタイルと飼育しているメダカに合わせて餌やりしてください。

メダカの餌として最もオススメなのが、キョーリンHikariのヒカリ メダカのエサ。
ホームセンターどころかスーパーでも置いているほど販売店が段違いに多く、どこでも手に入りやすく価格が安いのに栄養バランスが良いというコスパの良さが大きなメリット!
他にも繁殖やメダカの健康維持するための高栄養食である「特選メダカの餌」、34種類もの原材料を混合させて作られているバランス栄養食「テトラキリミン」などもオススメです。


顆粒タイプなら特選メダカの餌


フレークタイプならテトラキリミンがオススメ

どのエサも食べる様子を観察して、一度に食べられる量を把握して食べ過ぎない、食べ残さないようにしてあげてください。

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メダカの体重の測り方

飼育メダカの体重を測る方法としては、調味料の計量によく使われるキッチンスケールを使って測るのが最も簡単です。
メダカは成魚でも非常に軽いので、体重測定に使うものは最低でも0.1g単位から測れるもの、理想を言えば0.01g単位から測れるものを選びます。

ざっと調べたところコスパ良く評価も割と良いのが「waves 携帯タイプ ポケット デジタル スケール」でした。
LED液晶モニター、風袋引き機能、自動校正など必要最低限の機能は全て付いていて¥1000以下で購入出来ちゃいます!

計測方法

①メダカ1匹分が入るくらいの小さい容器に飼育水をくんで、重さを測ります。
②その重さをメモした後に、容器内にメダカを入れます。
メダカごと容器で掬うのがオススメ。
③メダカが入った容器 − メモした数値=メダカの体重になります。

季節ごとの餌の与え方

次に季節も考慮して与えるエサの量を考えます。
メダカは熱帯魚と違い日本の川魚なので四季による温度変化の影響がある中で暮らしています。そのため、暑い夏と寒い冬ではメダカの活性が全然違うので、いつも同じ量の餌を与えてはいけません。
特に寒い季節の低水温のときにいつも通りの量のエサを与えると活性が低下しているメダカは消化不良を起こしてしまい、体内にフンやガスが溜まって転覆病や腹水病などの治すのが難しい病気にとてもかかりやすくなります。
ですので、その季節ごとの水温に合わせた餌量の調整を飼育者側でしてあげてください。
以下に紹介する量は個人的に考える目安です。
これが一律の指標ではないので、参考程度にお読みください。

暖かくなり川の水温も少しずつ上がっていく春は、メダカも餌を求めて水面に寄って来る時期になります。
餌を与えれば食べますが、まだまだ水温は低い時期にあたるので、メダカの体重の0.3%前後で良いです。
水温計があれば水温を測定し15度以上ある時は体重の0.3%、15度以下なら0.2%など微調整してあげてください。「以下パーセンテージは体重に対する与える量とする」

梅雨時期や初夏は日中は暑いですが、朝晩は冷える日もあり1日の温度変化が激しい時期にあたります。
水温が20度を超える日中はメダカの活性もあがり積極的に餌を求めてくるので、0.5%~1%を与えます。
早朝や夜の水温が20度以下、冷え込んで15度を下回る日は0.3%まで。
夏本番の常時水温が20度以上の時期は朝・夕関係なく0.5~1%を与えると良いです。
この時期は活発になるので、餌食いと食べた分の排泄量が増えます。飼育水がたいへん汚れやすくなるので、餌の食べ残しが出た場合や底に沈んでいるフンは小まめに取り除いてあげてください。

だんだんと肌寒くなってくる秋は水温も少しずつ下がり、四季の中でも1日の気温変化が最も大きいため、メダカも調子を崩しやすくなる時期です。
特に9月、10月は日中は残暑で暑いですが、朝晩は水温が数度下がるため、夏と同じ調子で餌をやっていると冷え込みだす夕方から消化不良を起こしやすいです。
AM11時~PM2時ぐらいの気温が高い日中は夏と同じペースで与え、朝・夕は日中の半分ぐらいの量を与えるのがオススメです。
晩秋は夏与えていた量の半分ぐらいを目安に与え、朝・夕の冷え込む時間を避け、午前は10時以降、午後は1~2時ぐらいの暖かくなる時間帯を狙って餌をあげてください。

仕事の都合で日中にエサを与えることが難しい場合

日中仕事だし朝早く帰宅も夜遅くて日中に餌を与えることが難しい場合は自動エサやり機を使うのがオススメです。

給餌器の中ではエーハイムが優秀。

少々値は張りますが、値段以上のお得な機能満載でたいへん便利です。
・エアーサーキュレーションシステムによりセットした餌の湿気や劣化を防ぐ。
・開閉口がスライダー式なので給餌量の微調整が可能
・1日の餌やり時間設定が最高4回セットできる
・セイフティーシステム:電池切れが近くなるとモニターに表示&電池切れしても餌の排出口が下向きにならない設定なので、餌やり中でもトラブルが起こらない。

詳細、取り付け方法などの取扱説明書はエーハイム公式HPでダウンロード出来ます。
公式サイトリンク先:http://www.eheim.jp/autofeeder

寒い時期は金魚と同じようにメダカもあまり餌を食べなくても大丈夫です。
活性が低下し水底にいることが多いのでエネルギー消費も少ないです。
エサを探していたり食べそうであれば0.1%くらい餌を沈ませて与えたり、欲しがらなければ全く与えなくても問題ありません。
代わりにミジンコウキクサなど消化に良い植物性の餌を入れてあげるのも良いと思います。

まとめ

・メダカに与える餌の量は体重の0.5~1パーセントぐらいが目安
・飼育メダカの体重はキッチンスケールで測るのが簡単
・餌やりは1日に与える量を2~3回に分ける
・1回の与える餌はメダカが食べきってから次を与えるようにする
・日中に餌を与えることが難しい場合は自動エサやり機を使うのがオススメ
・四季に合わせて与えるエサの量を調整する
・冬の餌やりは少量orミジンコウキクサを与える

コロナ禍の影響でメダカ人気がさらに加速し、アクアリウムで一番飼っている人が多くなったメダカ。
高価な改良品種でも丈夫で飼いやすいのですが、☆にしてしまう一番多い原因が餌の与えすぎによる消化不良や水の汚れからの病気発症なので、この記事を参考までに読んで、ぜひ長生きさせてあげてください(^^♪

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