有害生物として海水魚の世界では有名で、正式名称はセイタカイソギンチャクといいます。
見た目は茶色で半透明の体、先端に触手を伸ばした形をしています。
よくライブロックに引っ付いてきており、状態の良いグレードの物を選んでも、目に見えないほどの小さな株や死角に生えていたり、ライブロックの穴に潜んでいたりするので、水槽内にたくさんのライブロックを入れている水槽には、とても発生しやすい生物と言えます。
主な駆除方法としては市販駆除薬「カーリーキラー、アイプタシアなど」で除去する方法と生物兵器を使う方法、水中から出してライターで焼き切る方法があります。
駆除に効果的な薬品
経験上アイプタシアが効果てきめんでカーリー本体にスポイトでかければ一瞬で根元まで溶かせます。
デメリットとしては直接かけるので目に見える範囲しか使えないこと。
どの市販薬も少量であればスターポリプへの影響は、ほぼ問題ないのですが、10体以上の2桁を超える数を一度に退治すると、水質バランスが崩れるので、できれば1日につき5体以下の駆除が良いです。
生物兵器
ペパーミントシュリンプが有名で、空腹だとよく食べてくれます。
ピンセットなどで取り除くなどカーリーに傷をつければ増殖する厄介ものですが、ペパーミントがちぎって食べる分には増えないようで、たくさんサンゴを飼っている水槽では重宝します。
ただデメリットとして個体差があり全く食べない子もいます。
そしてスターポリプへの食害はありませんが、空腹だと調子を崩したマメスナなどは食べられたり、かじられることが報告されています。
ライターであぶる方法
確実に駆除できることがメリットですが、デメリットとしては根元まで焼き切らないと再生してしまうこと、焼いた箇所はデスロック化する「ライブロックではなくなる」ことです。
この方法を使う場合、場所をしっかり特定しておかないと水槽外にカーリーを出すと縮んでしまい、どこにいたか分からなくなってしまうので、付いている場所はしっかり覚えておくようにしましょう。